記録保持者
きろくほじしゃ
名詞
標準
record holder
文例 · 用例
府立の女学校に通っていた頃は、女子陸上競技の選手として短距離競走の記録保持者だった事もある。
— 水上滝太郎 『九月一日』 青空文庫
ターンでもうける時間を何から割りだしたのか知らないが、記録保持者当人のターンの速力でないことは確かである。
— 世界新記録病 『安吾巷談』 青空文庫
かくて激戦の末、後世まで名を遺した記録保持者は二十四、五人の多きを数えたのである。
— 佐藤垢石 『食指談』 青空文庫
もっとも芦田君は、ある文学者の会合で、チェホフについて蘊蓄を傾け、三十分以上も論じたという、文学好き政治家としての記録保持者である。
— 平次読む人読まぬ人――三人の政治家―― 『随筆銭形平次』 青空文庫
試みに世界に於て名ある活火山を擧げてみるならば、南米エクワドル國に於るコトパクシ(高さ五千九百四十三米)は、圓錐形の偉大な山であるが、噴火の勢力も亦偉大で、鎔岩の破片を六里の遠距離に噴き飛ばしたといふ、この點に就ての記録保持者である。
— 今村明恒 『火山の話』 青空文庫
六十二で野たれ死にしたとき、七十二犯といふ記録保持者だつたさうである。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫