時政
じせい
名詞
標準
文例 · 用例
父君の時政公でさへ、この相州さまに較べると、まだしもお無邪気な放胆の明るさがあつたやうでございます。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
八日、戊辰、霽、伊豆国の飛御参ず、申して云ふ、去る六日、戌剋、入道遠江守時政、北条郡に於て卒去す、日来腫物を煩ひ給ふと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
その時政枝の暗く消え散る意識の中に一筋鋭く残った知覚が、こんなことを感じていた――みんな勇ましく行く、そしてそれは勝つためにだ。
— 岡本かの子 『勝ずば』 青空文庫
大阪商工会議員の長男といえば、少くとも大阪で一流だ、とその時政江はすっかり逆上してしまったのだ。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
こういう言葉に経験の多い伝三郎の妻は、こういう時政江がどんな態度を示すか見物であると固唾をのんだ。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
それで、このお方にともかく一|時政をおとりになっていただきました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
」 当時政治が鎖国開国の岐に臨んでゐた如くに、医方も亦漢方洋方の岐に臨んでゐた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
時政も義時も予の家来じゃぞ。
— 岡本綺堂 『修禅寺物語』 青空文庫