我鳴る
がなる
動詞-五段-ラ行
標準
to yell
文例 · 用例
」 長者の我鳴る嗄れ声は、階下から階上から塀外まで、恐ろしい権幕で鳴り渡った。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
「親分、漸く借りて來ましたよ」 一丁も先から提灯を振り照して八五郎が我鳴るのです。
— 女辻斬 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「がなる」にも通じる。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
これはどういうわけかというと、砂粒が自然のままに落ち着いている時は、粒の間の空隙がなるたけ少ないようになっているが、足で踏んだりすると、その周囲の所は少し無理がいって空隙が多くなり、近辺の水を吸い込むからです。
— 寺田寅彦 『夏の小半日』 青空文庫
これはかねて世界最大の噴火口の旧跡と聞いていたがなるほど、九重嶺の高原が急に頽こんでいて数里にわたる絶壁がこの窪地の西を回っているのが眼下によく見える。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
それもお湯がなるべく熱いほど模様がはっきりします。
— 寺田寅彦 『茶わんの湯』 青空文庫
それは小さな板へかいた習作であったがなるほど濃厚な絵の具をベタベタときたならしいように盛り付けたものであった。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
そのほうがなるほどたしかにおもしろいには相違ないのである。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
作例 · 標準
父親は息子の不注意に腹を立て、低くがなるように叱った。
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「おい、待て!」と彼はがなって、通り過ぎるバスを追いかけた。
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その老人は、新聞を読みながら一人で何かがなっていた。
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彼の歌声は、まるで喉を裂くようにがなるシャウトだ。
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