自らの手で
みずからのてで
表現
標準
with one's own hands
文例 · 用例
李陵自身が希望のない生活を自らの手で断ち切りえないのは、いつのまにかこの地に根を下して了った数々の恩愛や義理のためであり、またいまさら死んでも格別漢のために義を立てることにもならないからである。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
それは、道路を作り、果樹園を作り、植林し、其等の売捌を自らの手で巧くやること。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
あの市長は一個の煉瓦に至るまで恭々しく自らの手で焼き、一つ一つ自分で積みあげて、塔を建て、ビルヂングを建てゝゐる目醒しい努力家だ。
— 牧野信一 『花束一つ』 青空文庫
しかも連中は死の灰を撒き散らすWindows3・0という核爆弾を、自らの手で何百万発もぶっぱなしてしまったのだ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
――吾等は、月の光の下でも、陽光を浴びながらでも、そしてまた闇の中でも、云ひ得ぬものを持つてゐる、吾等は自らの手で点したる小さな灯火の下でなければ、云ひ得ぬものを持つてゐる――ランプ祭はBC何世紀の頃斯うした人の心持に源を発した若者達の祈りであると伝つてゐる。
— 牧野信一 『村のストア派』 青空文庫
被追放者は次の審査会までに馬をあらため、アポロの神前に自らの手で醸したる五百樽の酒をさゝげた上で再選を待たなければならなかつた。
— 牧野信一 『くもり日つゞき』 青空文庫
自分は抱月氏が亡くなつた当時、この人の愛と芸術との完成は、その数多い門下生でもなければ、友達でもなく、故人にとつてたつた一人の恋人であり、また芸術ででもあつた松井須磨子自らの手で仕上げられなければならぬと言つておいた。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
昭和維新のため、東亜連盟結成のため、満州国国防完成のため、我らは率先古賀氏のような簡易な建築を自らの手で実行し、自ら耕作しつつ訓練し、北満経営の第一線に立たねばならぬ。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自らの手で家を建て、長年の夢を叶えた。
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自らの手で収穫した野菜は、格別の味がする。
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「このケーキは、私が自らの手で作ったのよ。召し上がれ!」
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