首唱
しゅしょう
名詞
標準
文例 · 用例
救世軍や基督教徒を中心とした一団と、女権論者の一群とが首唱者であつた。
— 平出修 『畜生道』 青空文庫
然るに霞亭は首唱の功を藤房の師|垂水氏に帰してゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
棠軒は蘭学首唱者の家に育つた杉田氏八百の生む所でありながら、当時新に師を択ぶに洋医に就かずして椿庭に従つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
その二百八十五 柏軒が此年甲寅に首唱して、矢島|優善、塩田|良三の二人が計画し、小野|令図の家の祝のために催す茶番の事は、塩田氏の語る所が猶残つてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
正弘は盛年にして老中の首席に居り、独り外交の難局に当り、後年勝安芳をして、「開国首唱の功も亦此人に帰せざるを得ず」と云はしめた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
M侯爵などの首唱で、ご存じの労資協調会というのが、創立されることになりました。
— 菊池寛 『M侯爵と写真師』 青空文庫
このことまた史蹟天然物保存会の首唱するところなれば、小生の蛇足を俟たず。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
彼はもとより首唱の罪で、きびしい譴責を受けた。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫