縁の遠い
えんのとおい
表現形容詞
標準
distantly related
文例 · 用例
天文、気象、地質、海洋等に関する自然科学研究に物理学応用の発達して行くのはむしろ当然の事であろうが、普通の意味における物質とはよほど縁の遠い生理学や心理学にまでもだんだん応用が開けて行くようである。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
ともかくものんびりした気持やぽかんとした気持と、この歯噛みの動作とがよほど縁の遠いものであるだけはたしかであろう。
— 寺田寅彦 『チューインガム』 青空文庫
聞いているのはほとんど皆|田舎の田舎から出て来たらしい最も文明と縁の遠い人たちであった。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
第一に作中の人物の使う言葉が余等には余り縁の遠い方言から成り立っている。
— ――長塚節著『土』序―― 『『土』に就て』 青空文庫
これくらい自分とは縁の遠い世界に住む娘で、そしてまたこれくらい自分の好みに合う娘はなかった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
)文学と武術とは、甚だ縁の遠いもので、青白く、細長い顔こそ文学者に似つかわしいと思っているらしい人もあるようだが、とんでもない。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
一つきほどまえから、私のところへ、ちょいちょい日刊工業新聞という、私などとは、とても縁の遠い新聞が送られて来て、私は、ちょっとひらいてみるのであるが、一向に読むところが無い。
— 太宰治 『酒ぎらい』 青空文庫
その笑いには野暮な学者に向って縁の遠い女の話をすることの奇抜さを面白がる響があった。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
作例 · 標準
彼と私は、ほとんど縁の遠い親戚だ。
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学生時代からの友人だが、今は縁の遠い存在になってしまった。
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「あの人と知り合いなの?」「ええ、ちょっと縁の遠い間柄ですけど。」
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