勧進帳
かんじんちょう
名詞
標準
temple solicitation book
文例 · 用例
勧進帳の前が予定食事時間、三十分の休憩。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
例へば安宅の関で弁慶が勧進帳とて読み上げる巻物の正体を、覗かれかゝると笑ふ。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
勧進帳が終つて喫煙室に這入ると、「好いですね、好いですね、よくやりますね」と一人の爺々ィが云つてゐた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
そこへやつて来た五十くらゐの女が、いきなりその二人に向つて、「わたしや勧進帳はだい嫌ひ、眠くなつちやつた」と云つた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
私ははじめその女が爺々ィの女房ででもあるのかと思つてゐたが、さう云つてまた忽ちその女が向ふへゆくと、爺々ィが、「まあ、どこから出て来た女か知れないけれど、勧進帳で眠くなるなんて、呆れた奴だ」と云つて笑つた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
私は中幕の勧進帳までしか見なかつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
「勧進帳」で弁慶が泣くのでも絶体絶命の危機を脱したあとである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
九代目X十郎と十一代目X十郎との勧進帳を聞く事も可能であり、同じY五郎の、若い時と晩年との二役を対峙させることも不可能ではなくなる。
— 寺田寅彦 『ラジオ・モンタージュ』 青空文庫
作例 · 標準
この古文書館には、寺院が財政難を乗り越えるために作成した勧進帳がある。
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子供の頃、歌舞伎の『勧進帳』を観て、弁慶の活躍に胸を躍らせた。
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寺に納められた勧進帳には、寄進した人々の名前が記されている。
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ウィキペディア
勧進帳(かんじんちょう)は、如意の渡しでの出来事を基軸にした能の演目『安宅』を元に創られた義経と弁慶を題材とした歌舞伎の演目。歌舞伎十八番の一つで、松羽目物の先駆けとなった作品である。あくまでも後の時代に創られた話で、史実ではないが、歌舞伎以外でも多くのドラマやアニメなどでも取り上げられるほど親しまれている作品である。
出典: 勧進帳 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0