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心ばえ

こころばえ
名詞名詞-の形容詞
1
標準
concern
文例 · 用例
そのやうにお心ばえのうるはしい御台所さまでございましたから、あのお強い御気性の尼御台さまも、この御台所さまをお可愛がりなさる事ひとかたでなく、どこへおいでになるにもお連れになつて、お互ひ実の御親子以上にお打解けられ末しじゆう御睦じくして居られたやうでございました。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
その窓に富士を見さけて、狩野の瀬に月を仰ぎて、豊かなる心ばえやなほも、ほのぼのと朝夜あらし。
北原白秋 黒檜 青空文庫
処々に挿みたる小品六篇のうち、「桐の花とカステラ」「昼の思」の二評論は時折のわが歌に於ける哀れなる心ばえのほどを述べたれども、そはわが今のつきつめたる心には協はず、ただ詩のみ、余情のみ、うはかはのただひとふれのみ。
北原白秋 桐の花 青空文庫
花瓶のほうをよく見ていると手づくねの筒形の胴の表面の彎曲、釉薬の自然な斑模様、そういったもののきわめて複雑な変化の中に、いかにも世の中の苦労という苦労を舐め尽くして来たかのような、しかもいかにも女らしい一種の心ばえのようなものがありありと読みとられるようである。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
もうやがて参るであろうよ」 幾分か優柔という批難こそあれ、忠通は当代の殿上人のうちでも気品の高い、心ばえの清らかな、まことに天下の宰相として恥ずかしからぬ人物であった。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
眉目形といい、心ばえといい、世にたぐいなく見ゆるものを……。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
科学的進歩と、文化の複雑性に於て、時代的に今日に遅れていたとは言え、人間として、国民としての本質的な精神と、敦みと心ばえとに於て、私の幼いころの日本は健康な、正しい道を歩みつつあったのだ。
倉田百三 光り合ういのち 青空文庫
素直な、よい人情、ハンブルな心ばえは幸福の源泉だ。
倉田百三 光り合ういのち 青空文庫
作例 · 標準
彼女の心ばえの良さは、誰に対しても親切な態度で現れている。
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困っている人を見ると放っておけない、そんな心ばえを持っていた。
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あの政治家は、国民への心ばえが足りないと言われている。
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2
標準
nature
作例 · 標準
彼は生まれつきの心ばえが優しく、誰からも好かれる。
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その子の心ばえの悪さは、日頃の行いを見れば明らかだ。
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彼女の率直な心ばえは、時には誤解を招くこともある。
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