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重感

じゅうかん
名詞
1
標準
文例 · 用例
彼等のあらゆる尊大なる、芸術的荘重感にもかかわらず、実には心の弱い詩人であり、神経質な感じ易い人物にすぎなかった。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
物体のもつ色と、油絵具のもつてゐる色との両者の制約を解決することができずに、二つの色の制約をそのまゝ絵に出してゐるといふ感ありで、この作家は少しあせつてゐる安宅式の鈍重感は捨てがたいものなのに己れの良さを彼は軽蔑してゐる。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
△二見利次郎氏――『作業』の鈍重感は成功してゐる。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
柳文男氏――『水辺』鯉の鈍重感迫力はある。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
「二つの庭」がよまれたのは、まだ日本の社会、とくに婦人の生活から封建性がとりのぞかれていないで、その重荷とたたかう重感が、作者と読者とを貫いて生きているからである。
――一月六日アカハタ「火ばな」の投書について―― 事実にたって 青空文庫
即此で、「切口上」で、さうして完全に叮重感を盛ることになると言ふ気がしたのだらう。
折口信夫 「さうや さかいに」 青空文庫
あさひの感覚にぼんやりとした曙がおとずれ、意識が水の底から浮きあがるように徐々に覚醒の域まであがってくると、胸の上にのしかかっている重感は、夢にしてはすこし現実すぎるようだと疑問をもちだした。
久生十蘭 虹の橋 青空文庫