黒竹
くろちく異読 クロチク
名詞
標準
black bamboo
文例 · 用例
私は独りで苦笑しながら黒竹の切れっぱしに換えて橋を越した。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
額は三分ほど抜き上げ、刷毛先細い本多髷、羽織は長く、紐は黒竹打ち、小袖は無垢で袖口は細い、ゆきも長く紋は細輪、そうして襦袢は五分長のこと、下着は白糸まじりの黒八丈、中着は新形の小紋類、そうして下駄は黒塗りの足駄、大小は極上の鮫鞘で、柄に少し穢れめをつける、はな紙は利久であった。
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
」 胡麻穂というのは黒竹の小枝の葉をふるい、それを揃えて仕上げる垣根だった。
— 室生犀星 『生涯の垣根』 青空文庫
ただ、黒竹の小枝の揃え方のいかんによって垣を美しくも、みにくくもさせていた。
— 室生犀星 『生涯の垣根』 青空文庫
大木の白木蓮、玉椿、槇、海棠、黒竹、枝垂れ桜、大きな花柘榴、梅、夾竹桃、いろいろな種類の蘭の鉢。
— 或は病める薔薇 『田園の憂欝』 青空文庫
土地では黒竹と呼ぶ。
— 柳宗悦 『陸中雑記』 青空文庫
土地では「黒竹」とそれを呼びます。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
けれど間数は至って狭く、一の間、床の間、中の間、後ろ納戸、次の間、口の間、お膳の間、それに水屋が付いていて、黒竹の葉がのぞいている小さな忘れ窓が一つ。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
作例 · 標準
日本庭園には、風情のある黒竹が植えられており、静かな趣を添えている。
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「なんて渋い色合いなんだ!」と陶芸家が感嘆した。黒竹から作られた花瓶は芸術的だ。
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黒竹は、その美しい黒色から工芸品や建材としても利用される。
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