キチ
キチ
名詞-接尾辞頻度ランク #26427 · 青空 13 例
標準
enthusiast
文例 · 用例
実に神経を使はなくては、何時も綺麗でキチンとしてゐるとはいくまい婦人の和服といふものは、段々改良されてはゆくのであらうか、なぞとそのうち僕は考へ始めたものである。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
それなのに何時も私の心にはキチツと決つた風景が浮ぶところをみれば、或ひは潜在記臆とでもいふものがあつて、それが然らしめるのではないかと、埒もないことを思つてみてゐるのである。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
亭主は手を膝にキチンと揃へ、正坐して俯向いてゐた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
紋付を着てキチンとやって出て行くのがあたりまへだ。
— 宮澤賢治 『ラジュウムの雁』 青空文庫
ケルヴィンやキチナー将軍や画家のワッツなども顔を並べていた。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
それで俳諧でも「カピタンをつくばはせ」たり「アラキチンタをあたゝめ」たりしながらいわゆる正風を振興したのであった。
— 寺田寅彦 『チューインガム』 青空文庫
いくらミリタリストのチャキチャキでも、むちゃくちゃに百姓を殺す訳にや行かなかった。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
」「バキチをご存じなんですか。
— 宮沢賢治 『バキチの仕事』 青空文庫