病処
びょうしょ
名詞
標準
文例 · 用例
学ぶということは正しい歪みない定規を認め、正大で至善な聖賢の道を知り、之を吾が身に引き当てて、吾が身の病処・弊処を覚り、歪みを直にし、欠けを補い、過不足を改めてその正を得ようとし、そして希って或いは成らないまでも、吾が志を遂げて世も益し、生きては悦びあり、死しては悔いのないようにすべきなのである。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
この時代を離れては緑雨のこの句の興味はないが、月落ち烏啼いての調子は巧みに当時の新らしい俳風を罵倒したもので、殊に「息を切らずに御読下し被下度候」は談林の病処を衝いた痛快極まる冷罵であった。
— 内田魯庵 『斎藤緑雨』 青空文庫
言語と言ふものは、形が出来れば、自然に内容の整つて来るといふ病処のあるものです。
— 折口信夫 『新しい国語教育の方角』 青空文庫