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挿し絵

さしえ
名詞
1
標準
文例 · 用例
そうして外国映画や絵入り雑誌の挿し絵で見る欧米列強の飛行隊の壮観を思い浮かべ、一方ではまたわが国の海軍飛行機のあまりにも頻繁な墜落事故の記録を胸算用でかぞえながら、なんとなく暗い気持ちにいざなわれるのであった。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
タイトルの脇に添えられている挿し絵も、かなり変わっていた。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫
コピーを自宅に持ち帰り、英和辞典片手に一気に読み終えたとき、後藤はこの表題にもそしてこの挿し絵にも、素直にうなずくことができた。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫
その男の耳は、よく進化論や遺伝学の書物の挿し絵に出て来るつんと尖んがった動物耳で、見るからに無鉄砲な、冷血な性格をあらわしていたが、その恐ろしく高い鼻の左右から、青い眼をギョロギョロさして私を見ると、黙って……よろしい……という風に頷いたまま、又一心に切符を勘定し初めた。
夢野久作 暗黒公使 青空文庫
この書物にはその持ち主が、自分や他人の身の上について知りたいと思う事、又は他の人に知らせたい、話して聞かせたいと思う事が、自由自在に挿し絵や文字となって現われて来る。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫
初め妾が夢の中で美留女でいる時に、銀杏の根元で拾った書物に、妾が女王になった挿し絵があるのを見ますと、妾は急に女王になりたくなりました。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫
彼女たちの頭のお手本は、大抵日本や外国の活動女優、又は雑誌、新聞の挿し絵や口絵を真似したものらしい。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
「衛戍病院」はさし絵の味が勝っている。
寺田寅彦 昭和二年の二科会と美術院 青空文庫