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物知り顔

ものしりがお
名詞
1
標準
a knowing look
文例 · 用例
天晴天下の物知り顔をしているようで今日から見れば可笑しいかもしれないが、彼のこの心懸けは決して悪いことではないのである。
寺田寅彦 西鶴と科学 青空文庫
「茶碗や行灯が、自然に浮きあがるものではない、眼に見えなくても、其の周囲には妖怪がいて、持ちあげているから、其処を捕まえさえすれば好い」と、云うようなことを物知り顔に説明する者もあった。
田中貢太郎 魔王物語 青空文庫
同時にこの物知り顔の男に序に探ぐって置くことがある。
岡本かの子 ドーヴィル物語 青空文庫
何かつきものでもしたにちげえねえですぜ」 物知り顔にさっそくもう始めた伝六をしりめにかけながら、ずかずかはいっていくと、「奥を借りるぞ」 何思ったか、不意に言い捨てて、どんどん奥座敷へ通りながら名人は、そのままごろりと横になりました。
闇男 右門捕物帖 青空文庫
寺に寐て誠顔なる月見かな     芭蕉苗代やうれし顔にも鳴く蛙     許六蓮踏みて物知り顔の蛙かな     卜柳雛立て今日ぞ娘の亭主顔      硯角などその一例なり。
正岡子規 墨汁一滴 青空文庫
やっぱり生きてるのがいやになったのさ」 二、厳めしい物知り顔がこう言う。
原口統三 二十歳のエチュード 青空文庫
――路は分れて二筋となる」「左へ切ればここまで十|哩じゃ」と老人が物知り顔にいう。
夏目漱石 薤露行 青空文庫
――ことにあの色の黒い女学生が一心不乱に体操をしているところを拝見すると、僕はいつでも Agnodice の逸話を思い出すのさ」と物知り顔にしゃべり立てる。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
作例 · 標準
彼はまるで物知り顔で、僕に助言してきた。
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あんな物知り顔で話されても、納得できない。
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新入社員なのに物知り顔で意見を言うので、先輩たちも困惑していた。
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