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襖越し

ふすまごし
名詞
1
標準
through a fusuma
文例 · 用例
二人の話しぶりはきわめて卒直であるものの今宵初めてこの宿舎で出合って、何かの口緒から、二口三口|襖越しの話があって、あまりのさびしさに六番の客から押しかけて来て、名刺の交換が済むや、酒を命じ、談話に実が入って来るや、いつしか丁寧な言葉とぞんざいな言葉とを半混ぜに使うようになったものに違いない。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫
」と襖越しに返事した。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
)……これが襖越しのやりとりよ。
泉鏡花 古狢 青空文庫
襖越しにきくと、どうやら私と女が並んで歩いたことを問題にしているらしく、そんなことで夫婦喧嘩されるのは、随分迷惑な話だと、うんざりした。
織田作之助 秋深き 青空文庫
襖越しに番頭、手代たちが盗み聞きして、互いに顔を見合せて溜息をつき、「おれならば、お内儀さまのおっしゃるとおりにするんだが。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
」 襖越しに神崎式部はこれを聞いていた。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
…… お染はもとの座へそうして近々と来て盆ごと出しながら、も一度襖越しに見返った。
泉鏡花 第二菎蒻本 青空文庫
母親はその方を見返って襖越しに声をかけた。
田中貢太郎 水面に浮んだ女 青空文庫
作例 · 標準
襖越しに、隣の部屋の話し声がかすかに聞こえてくる。
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彼女は襖越しに「お食事の準備ができました」と声をかけた。
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密談の様子を、彼は襖越しに息を殺して聞いていた。
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