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名詞
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標準
文例 · 用例
いつの間にか船首をめぐらせる端艇小さくなりて人の顔も分き難くなれば甲板に長居は船暈の元と窮屈なる船室に這い込み用意の葡萄酒一杯に喉をして革鞄枕に横になれば甲板にまたもや汽笛の音。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
漸くにして、ベルナルドオとアヌンチヤタとの上に想ひ及ぶとき、われは頬の邊のふを覺えき。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
夫れ逍遙子が一味の雨は、もろ/\の草木をすに足りなむ。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
さうして見れば、時代が既に推移した今、恩讎両つながら滅した今になつて、枯骨が朝恩につたとて、何の不可なることがあらうぞ。
森鴎外 津下四郎左衛門 青空文庫
さうして其のれた簀の子には捲くつた筵が又敷かれた。
長塚節 青空文庫
おつぎは冷たい雨にれてさうして少し縮れた髮が亂れてくつたりと頬に附いて足には朽ちた竹の葉がくつゝいて居る。
長塚節 青空文庫
疎らな松林を出たりはひつたりして幾つかの漁村を過ぎてしと/\ゝれて行く。
長塚節 佐渡が島 青空文庫
衣あぶりもあへず。
長塚節 長塚節歌集 上 青空文庫