自由がきかない
じゆうがきかない
表現形容詞
標準
restricted
文例 · 用例
祖母はびつくりして声を出さうとしても、幾人もにかつがれてドン/\駆けられるので身体の自由がきかないのと、息苦しいので、どうしても声が出せずにもがいてゐるうちに町外れの橋の傍まで来ますと、駕が用意してあつて否応なしにその中におしこまれてしまひました。
— 伊藤野枝 『嫁泥棒譚』 青空文庫
一寸かへつて見ると云ふやうな自由がきかないのです。
— ――生田花世氏に 『九州より』 青空文庫
手や脚が他人のもののようで、もはや自由がきかないばかりでなく、まるで風に吹きまくられている私の作業服同様、生命のないものになってしまって、それに私は、えたいの知れぬ或る力に圧迫されているようで、眼を開けることすらも出来ませんでした。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『十時五十分の急行』 青空文庫
はなれたところからその様子を眺めていて、ひろ子は、重吉がここへ来たとき玄関の石段を登るに、拷問ではれた脚の自由がきかないで手をついてあがったと人からきいた話を思い出した。
— 宮本百合子 『乳房』 青空文庫
回々教の旅行者たちはすつかり面喰つて、ラランを火の中から引き出したが、やつと正気づいたラランは舌の自由がきかないほど、口の中を火傷してゐた。
— 逸見猶吉 『火を喰つた鴉』 青空文庫
出航するといっても、本艇は自由がきかないのである。
— 海野十三 『怪星ガン』 青空文庫
艇は殆ど垂直に近い角度で上昇しているので、座席が固定していると、体が横になってしまって自由がきかない。
— 海野十三 『宇宙戦隊』 青空文庫
なにしろ丁坊は、首だけ外にだして袋の中に入っているんだから、まったく自由がきかない。
— 海野十三 『大空魔艦』 青空文庫
作例 · 標準
この古いアパートは、水回りの設備が悪くて自由がきかないんだ。
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手術の後はしばらく、患部を動かす自由がきかなかった。
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狭い場所で作業するのは、道具の取り回しに自由がきかず、難しかった。
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