座を立つ
ざをたつ
表現Godan verb with 'tsu' ending
標準
to leave one's seat
文例 · 用例
園は欠席届書を小母さんに託し、不幸というのは父が頓死したのだということを簡単に告げて、座を立つことになった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
皆三は血の気で頭の皮膚が破れるかと思ふばかり昂奮して、黙つて座を立つて行つて、土蔵の中の机の前に腰かけた。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
赤皮縅は忠綱さまの御鎧、またその葦毛の馬は、相州さまから拝領の片淵と号する忠綱さま御自慢の名馬に相違ないのでございますから、もはや争論の余地も無く、将軍家は、興覚め顔に何事もおつしやらず、ついとお座を立つておしまひになりました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
疲れ果てたそして極めて靜かなその場の氣持を壞さない樣に、私はわざわざ座を立つてその蟲を逃がさうとした。
— 虻と蟻と蝉と 『樹木とその葉』 青空文庫
……居堪らなくて、座を立つと、――「散歩をしましょう。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
正虎は「實に殊勝な心得と存ずる、黒田家には好い家老を持つてをられる」と云つて座を立つた。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
そして主婦が座を立つたところで、彼の子供の数や年なぞを訊いてゐた。
— 徳田秋聲 『水ぎわの家』 青空文庫
一同が座を立つ時、物慣らされた物腰で、椅子を引いてくれた田川|博士にやさしく微笑を見せて礼をしながらも、葉子はやはり事務長の挙動を仔細に見る事に半ば気を奪われていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作例 · 標準
「もう遅いので、そろそろ失礼します」と言って、彼は静かに座を立った。
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会議の内容に納得がいかなかったのか、彼は激昂して途中で座を立ってしまった。
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昼食を終えたサラリーマンたちが、次々と座を立ってオフィスへと戻っていく。
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