足芸
あしげい
名詞
標準
tricks performed with the feet
文例 · 用例
手品か軽業か足芸のようなものを見て、帰りに葦簾張りの店へはいって氷水を飲むか、あるいは熱い「ぜんざい」を食った。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
二 足芸をする若い女太夫、一人で八人分の芸を使う、中年増の女太夫、曲独楽を廻す松井源水の弟子、――などというような芸人を、一緒に集めて打っている小屋で、都会ではとうてい見ることの出来ない、大変もないイカモノ揃いなのだが、そこは田舎のことなので、毎夜繁昌していたものさ。
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
だが、こうなってみると、どちらも市が栄えたというもので、彼等は僅少の犠牲で原価を取戻し、こちらは少々の手わざ足芸でうまく要領を外したという取柄があるのであります。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
あたしの足芸もずいぶん古いものだ。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
せんだって足芸のすごいところをお目にかけたらジャガイモが跛をひいて病院へ通っているということだったが、あんなことぐらいでこれほどの反撥をするというなら、ジャガイモはその精神構造に先天的ロザリイ的な病的欠陥をもっているのだとしか考えられない。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
居合抜き、豆蔵の芸当、一寸法師の手踊り、と野天芸人をいちいち立って見た上、今度は足芸と河童、ろくろ首に大蛇の塩漬、といった小屋掛の見世物を覗いて、一刻(二時間)ばかり後には、鳥娘の絵看板の前に、持前の長い顔を一倍長くして見とれておりました。
— 濡れた千両箱 『銭形平次捕物控』 青空文庫
ところが何が役に立つか分らないもので、子供の時分に足芸の軽業を見たことがありますがあれを不意と思い出しました。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
足芸の利用 さてこういう時に急いでやるときっと踏み損うからまあそろそろやるべしと考え徐かにその杖に力を籠めて自分の身体を上に上げることに掛りました。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
作例 · 標準
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