様十
さまじゅう
名詞
標準
文例 · 用例
遣唐使派遣に終止符を打ったのは菅原道真であって、その航海の困難ということも理由の一つではあったが、もっと重大な原因は、隋、唐と国交を重ぬること推古天皇様十五年より宇多天皇様寛平六年|迄二百八十八年に及びこの長い間に支那大陸の文化の尽くを日本は摂取し、最早彼に学ぶべきものが無いというのが夫れであった。
— 国枝史郎 『日本上古の硬外交』 青空文庫
文夫様十歳、武雄様が八歳、大旦那様がお亡くなりになってから、大奥様はすっかりお力落しでお弱りになり、遂々お亡くなりになってしまったのでございます。
— 大倉※子 『蛇性の執念』 青空文庫
とうとう若様十次郎を伴れて鎌倉町の親のところへ帰ったのはツイ一と月ばかり前、お邸から人橋かけての迎えを蹴飛ばしているうちに、――五日前」「その十次郎様というのが霍乱で死んだというのだろう」「ヘエ、親分は知っているんで――?
— 御落胤殺し 『銭形平次捕物控』 青空文庫
到頭若樣十次郎を伴れて鎌倉町の親のところへ歸つたのはツイ一と月ばかり前、お邸から人橋かけての迎ひを蹴飛ばして居るうちに、――五日前」「その十次郎樣といふのが霍亂で死んだといふのだらう」「へエ、親分は知つて居るんで――?
— 御落胤殺し 『錢形平次捕物控』 青空文庫