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イペリット

イペリット
名詞
1
標準
mustard gas
文例 · 用例
また嗅げば肺臓がはれだし、息がとまって死ぬようなことになるホスゲン瓦斯、もっとひどいのはイペリット瓦斯で、身体に触れるとひどくただれ、大きな水ぶくれができ、だんだん目や肺や胃腸をわるくしてゆくという恐ろしいものだ。
海野十三 空襲警報 青空文庫
そこへ敵の飛行機が糜爛性の毒瓦斯イペリットを落した。
海野十三 空襲警報 青空文庫
さあ行け、といわれたとき、穴のあいたゴム靴を履いていて、それでイペリットの上を歩けるかね――」 鍛冶屋軍曹の言葉は、火のようにあつかった。
海野十三 空襲警報 青空文庫
靴の穴が直っていなけりゃ、消毒に行けないし、無理に行こうものなら、穴からイペリットが染みこんで、足の裏が火ぶくれになる。
海野十三 空襲警報 青空文庫
窒息性のホスゲンは堆肥くさく、催涙性のクロル・ピクリンはツーンと胡椒くさく、糜爛性のイペリットは芥子くさいから、瓦斯のあるなしはすぐわかるのだ。
海野十三 空襲警報 青空文庫
別に爆発物の破裂しそうな煙硝の匂いもしなかったし、イペリット瓦斯の悪臭も感じられなかった。
海野十三 国際殺人団の崩壊 青空文庫
空気にはイペリットが薄く滲みて、軍鶏の肋骨がごつごつ曝らされてゐるのだ。
逸見猶吉 逸見猶吉詩集 青空文庫
フォスゲン、ピクリンサン、ジフェニルクロルアルシン、イペリット、カーボンモノキサイド、どれが欲しいかね」 下は人工灯の海、上は星月夜、そして屋上は真暗だった。
――金博士シリーズ・5―― 毒瓦斯発明官 青空文庫
作例 · 標準
第一次世界大戦で初めて実戦投入されたイペリットは、兵士たちに甚大な被害をもたらした。
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旧日本軍の毒ガス工場跡地から、イペリットの成分を含む土壌が検出されたというニュースを見た。
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イペリットはその特有の臭いから、マスタードガスという俗称でも呼ばれている。
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防護服を着用していても、イペリットの気化ガスが皮膚に付着する危険性を完全に排除することは難しい。
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