惚気話
のろけばなし
名詞
標準
文例 · 用例
最早大分風も歇み掛っているようであるに、船頭どもは出船の用意をせないのみか、その主なる者は港へ上って小料理屋で酒を飲み、安芸者でも上げたと見えて、船へ帰ってから惚気話などするのが聞える。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
まるで惚気話みたいじゃないか。
— 豊島与志雄 『蛸の如きもの』 青空文庫
遠藤は独ではしゃいで、夜が更けているのも構わず、女中を呼んでお茶を入れさせたりして、カフェから持越しの惚気話を繰返すのでした。
— 江戸川乱歩 『屋根裏の散歩者』 青空文庫
外の人に」 そして、彼の惚気話は、更らに長々と、止めどもなく続いたことですが、三郎は今、その時の毒薬のことを、計らずも思い出したのです。
— 江戸川乱歩 『屋根裏の散歩者』 青空文庫