出し前
だしまえ
名詞
標準
one's share (in the expenses)
文例 · 用例
スワンソン夫人のピジャマはオックスフォード街の××高級品店から売出し前に強奪した自然絹だ。
— 岡本かの子 『バットクラス』 青空文庫
男は立上りふたたびからだを二つに折つていくども辭儀をしてゐたが、やがてふところの錢入れをさぐつて銀貨を取出し前に差のべた。
— 島木健作 『黎明』 青空文庫
その出し前について、いつも狡い計略をするのは祖父である。
— ――幼年時代・少年時代・青年時代―― 『マクシム・ゴーリキイの伝記』 青空文庫
しかし、こういうことでは、いつまでたっても決しかねるばかりだと思い、ちょうど折よく怯んだのを幸いに、その自分の弱味を摘まみ出し前へひき据える気持ちで、彼は自分から階下へ降りていった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
つまりこの工場で、まだ売出し前の食料品を試験的に缶詰にする工程において、彼はそれの最後の仕事として、蓋をつけて周囲を熔接して缶詰に出来上らせる部署で働いていた。
— 海野十三 『地獄の使者』 青空文庫
根下りの丸髷思ふさま髱後に突出し前髪を短く切りて額の上に垂らしたり。
— 永井荷風 『矢はずぐさ』 青空文庫
みすみすいまだ売出し前の若手二人。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
作例 · 標準
飲み会の会計は、全員の出し前を公平に割り勘にした。
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今回の投資では、私の出し前は全体の2割になります。
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「よし、このプロジェクトの成功には、みんなの出し前が必要だ!」リーダーが言った。
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