断上
だんじょう
名詞
標準
文例 · 用例
これから伊達家では不断上屋敷に住むことになつたのである。
— 森鴎外 『椙原品』 青空文庫
○十月、深川座にて黙阿弥作の「弁天小僧」を無断上演して、作者の遺子吉村いと女より告訴せらる。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
戯曲家としての氏が、自作の上演に当って劇場側の態度がわるい場合、勝手に改作したり、無断上演したりした場合、法律的手段によっても作者としての正当な権利を主張して来ている例は今日迄一再に止まらない。
— 宮本百合子 『山本有三氏の境地』 青空文庫
その人の説によると、狂人には特別なオルガニズムの障害があるわけじゃない、精神錯乱はいわば論理的|誤謬、判断上の錯誤、事物に対する不正確な見解にすぎないという、これが根本なんです。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
また無断上演かといふと、さうではない。
— 岸田國士 『プログラム』 青空文庫
その上、無断上演の暴挙が半ば公然と行われ、作者の許可を得たものでも、脚本使用に対する応分の謝礼がなされている例は、ほとんど絶無にちかい。
— 岸田國士 『演劇への入口』 青空文庫
勿論、無断上演であつたこと云ふまでもない。
— 正岡容 『異版 浅草燈籠』 青空文庫
これらを注意深く特に診断上に意味があるとされる部分の表現を詳しく訳すとこれらは単に下品な詩であって病気の正確な引用ではないことが結論された。
— ――専門家でない読者に必要な12章を含む発疹チフス一生の伝記 『ネズミ、シラミ、歴史』 青空文庫