御迎え
おむかえ
名詞
標準
文例 · 用例
馬車で公然と御迎えになりますれば、私は喜んであの方をお渡し申します。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
それからも一ツは国中に布告を出して、「今度藍丸王様がお妃を御迎え遊ばすに就ては、国中で一番の美しい利口な女を御撰みになる事になった。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
そのお婆さんは覆面の下から、しきりに紅矢の様子を見ている様子でしたが、この時さも弱り切ったように溜息をしまして、自分はあの多留美の湖の片傍りに住んでいる者だが、近い内に王様がお后を御迎え遊ばすという事を聞いたから、そのお祝いに自分の家の庭の樹に生った果物を籠に入れて差し上げに行くのだと答えました。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
今ここに持っておりまする果物も、その占いに使うための不思議な果物で、今度王様が御妃を御迎え遊ばすに就いて、この世で一番賢い美しい姫君をお撰みになるように、この果物を差し上げに行くので御座います。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
御台御迎えの一行が上洛した時、一行の宿泊所と定められている六角東洞院の京都の守護|武蔵前司源朝雅の第へ着いたが、朝雅は一行をねぎらうために酒を出した。
— 田中貢太郎 『頼朝の最後』 青空文庫
日本も外国同様に、港を開き、売買を始め、エジェント御迎え置き相成り候わば、御安全の事に存じ奉り候。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
今夜、貴方を御案内いたしたあの家来が、また、御迎えに参るで御座いましょう……それからも一つ貴方に御伝えするように申しつけられた事が御座います。
— THE STORY OF MIMI-NASHI-HOICHI 『耳無芳一の話』 青空文庫
「御姫様、御姫様、私が御迎えにまいりましたから、もう御心配には及びません。
— 芥川龍之介 『犬と笛』 青空文庫