家説
かせつ
名詞
標準
文例 · 用例
眞志屋の家説には、寛文の頃であつたかと云つてあるが、當時の半兵衞に一人の美しい女が生れて、名を島と云つた。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
袖の一邊に「三譽妙清樣小石川|御屋形江御上り之節|縫箔の振袖、其頃の小唄にたんだ振れ/\六尺袖をと唄ひし物|是也、享保十一年|丙辰六月七日死、生年不詳、家説を以て考ふれば寛文年間なるべし、裔孫西村氏所藏」と記してある。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
『垂加文集』に〈庚申縁起、帝釈猿を天王寺に来たらしむ云々、これ浮屠通家説を窃みこれを造るのみ〉とあれど、遠く三国時代に訳された『六度集経』に、羅摩王物語を出して猴王(スグリヴァ、上出)衆を率い海に臨み、以て渡るなきを憂う。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
百万塔は百家説林のように、各家の随筆を収録したもので文化三年に編粋され、ひともと草はそのうちの一篇であるが、糟丘亭は上条八太郎の筆名だと聞く。
— 佐藤垢石 『濁酒を恋う』 青空文庫
それでは、天皇即国家説となるのである。
— 誰が日本民族の主人であるか 『天皇』 青空文庫
六 天皇の将来1 天皇制の考えかた 大戦争に先だち「天皇機関説」に反対して「天皇即国家説」が、日本に、一時は大いに叫ばれた。
— 誰が日本民族の主人であるか 『天皇』 青空文庫
帝国議会において、政友会の総裁および有力な代議士は、昂然として、「天皇即国家説」を述べた。
— 誰が日本民族の主人であるか 『天皇』 青空文庫
しかしながら、一時は、天皇即国家説のほうが、迷える人民の多数から受けいれられたように見えた。
— 誰が日本民族の主人であるか 『天皇』 青空文庫