風来
ふうらい
名詞名詞-の形容詞
標準
frivolity
文例 · 用例
なかなか風来人が門外から窺い見てその概要を知る事も容易ではない。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
そこが手なんだろうと思うんですが、依然として風来坊を気取りながらアチコチと棚を見上げ見下して行く中に、如何にも自然に狙った本へ近付いて行く。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
しかしその未知の扉にぶつかってこれを開く人があるとすれば、その人はやはり案内者などのやっかいにならない風来の田舎者でなければならない。
— 寺田寅彦 『案内者』 青空文庫
あたしが風来者になつちやつて、満洲あたりをうろつくやうになつても、ねえ、さうでせう。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
「風来もので、だらしはないがね、職人の子だから腹巻を緊めている。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
私などただ旅の風来坊の無責任な直感だけで言ふのだが、やはり、もうこの辺から、何だか、津軽ではないやうな気がするのである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
御存じの風来者でありますけれども、早瀬が一生の恩に被ます。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
素より不信の極悪人、此儘に打ち捨て置き、風来犬にな食す可きなれど、今日は異例の情をもて、聖まりやに祈りを上げ蘇生らして呉れむずらむ。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
作例 · 標準
彼は定職にも就かず、風来な暮らしを謳歌している自由人だ。
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「そんな風来な考えでは、商売は長続きしないぞ」と父に一喝された。
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どこからともなくやってきた風来の猫が、いつの間にか我が家の縁側に居座っている。
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標準
first-time guest in a red-light district
作例 · 標準
その男は風来として界隈では有名だが、素性は誰も知らない。
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馴染みの店を持たない風来が、今夜も看板の灯りに誘われて暖簾をくぐった。
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「一見の風来さんをお通しして良いものか」と、女将は少し眉をひそめた。
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