おちょぼ口
おちょぼぐち
名詞
標準
puckered-up mouth
文例 · 用例
ことに可笑しいのは、全く無学文盲の徒に限って、この世の学問にあこがれ、「あの、鴎外先生のおっしゃいますることには、」などと、おちょぼ口して、いつ鴎外から弟子のゆるしを得たのか、先生、先生を連発し、「勉強いたして居ります。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
遠い向うの、遠い向うの、とおちょぼ口して二度くりかえして読みあげた時には、わしは、全身、鳥肌になりました。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
伏目がちの、おちょぼ口を装うこともできるし、たったいまたかまが原からやって来た原始人そのままの素朴の真似もできるのだ。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
男は中脊の目尻下り、女は髪を等分の、これはこってりの、おちょぼ口。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
イヤ頂戴致します」 と云いながらちっとも頂戴する気にならない気もちは、細く波打つ眼とおちょぼ口との間にありありと見えすいているものであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
つんとした感じを僅かに救っているのは、おちょぼ口をした可愛い唇であった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
おちょぼ口をして聞えるか聞えないような声を出している、女の先生の声ばかり聞いていた僕等は、それですっかり先生に参ってしまった。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
」 ニコリとしたような表情だ、私は薬指のさきに、薄めた清酒をつけて嘗めさせるとおちょぼ口をした。
— 長谷川時雨 『木魚の配偶』 青空文庫
作例 · 標準
このことについて、「puckered-up mouth」という概念がある。
「puckered-up mouth」と言われることが多い。
「puckered-up mouth」という事柄は重要だ。
その場面では「puckered-up mouth」が適用される。