載録
さいろく
名詞
標準
文例 · 用例
福沢先生その誣罔を弁じ、大いに論者の蒙を啓かんとて、教育論一篇を立案せられ、中上川先生これを筆記して、『時事新報』の社説に載録せられたるが、今これを重刊して一小冊子となし、学者の便覧に供すという。
— 福沢諭吉 『徳育如何』 青空文庫
もとより一時の戯れ書きに過ぎざれど、「飯待つ間」と相照応して面白く覚えたれば爰に載録す。
— 正岡子規 『飯待つ間』 青空文庫
其と共に平安朝祝詞――延喜式に載録せられた祝詞――の中にある天津祝詞は、必しもさうした古い伝来あるものばかりではない。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
而して如何に皇后が神明の憑託となり、如何に軍民の畏服する所となりしかは、余輩の禿筆を以て之を描出せんは要なし、寧ろ左に載録する『古事記』の本文に就て、直接に其眞相を玩索するに如かざるべし。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
この逸事は人名辞書のたぐいには大抵載録せられている。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
金森慎徳なる者の手録した『温古新聞記』というものに、毅堂の『聖武記採要』に関する町奉行所の申渡しが載録されている。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
しかし『明治碑文集』及び『中洲文稿』に載録せられた撰文と石面の文とを対照するにやや異同のあることをわたくしは発見した。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
さらにその次の頁には「巣鴨真性寺(江戸六地蔵の一員なり)」として、濡れ仏を前に、ひろ/″\とした境内の絵が載録されてゐる。
— 正岡容 『巣鴨菊』 青空文庫