唐天竺
からてんじく
名詞
標準
China and India
文例 · 用例
」「そいぢや、どつか遠くへゆけばいいぢやないか、唐天竺へでも。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
唐天竺ほどではなくても、せめて備中玉島でもよいのです。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
外のものは兎に角と致して日本一お江戸の名物と唐天竺まで名の響いた錦絵まで御差止めに成るなぞは、折角天下太平のお祝いを申しに出て来た鳳凰の頸をしめて毛をむしり取るようなものじゃ御座いますまいか。
— 太宰治 『三月三十日』 青空文庫
」 と撫肩の優しい上へ、笠の紐|弛く、紅のような唇をつけて、横顔で振向いたが、清しい目許に笑を浮べて、「どうして貴方はそんなにまあ唐天竺とやらへでもお出で遊ばすように遠い処とお思いなさるのでございましょう。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
私が今日見た地獄の機関より、もつと面白いものは唐天竺にも決しておぢやらぬわ。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
隊長がそう思ったということは、即ち地球から鶏が姿を消してしまわない限り、赤井、白崎の両名はその欲すると欲せざるとを問わず、唐天竺までも鶏を探し出して来なければならないということと同じである。
— 織田作之助 『昨日・今日・明日』 青空文庫
唐天竺か、いや違った、やまと、もろこしですか、いぎりす、あめりかか、そんな、まだるっこしいことはおいて、お願いです、二の橋か、一本松へ連れてって頂きたい。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
唐天竺まで渡って探して歩いたらいいでしょう」と、お金はせせら笑っていた。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
「古の僧侶たちは、命がけで唐天竺へと仏法を求めに渡ったのだ。」
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「この仏像の顔立ちには、遠く唐天竺の面影が色濃く残っているね。」
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「唐天竺から伝わったというその薬草は、万病に効くと珍重されていた。」
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