陸軍病院
りくぐんびょういん
名詞
標準
army hospital
文例 · 用例
彼等は、ある丘の、もと露西亜軍の兵営だった、煉瓦造りを占領して、掃除をし、板仕切で部屋を細かく分って手術台を据えつけたり、薬品を運びこんだりして、表へは、陸軍病院の板札をかけた。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
陸軍病院で――彼は、そこに勤務していた――毎月一円ずつ強制的に貯金をさせられている。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
が、陸軍病院の慰安のための見物がえりの、四五十人の一行が、白い装でよぎったが、霜の使者が通るようで、宵過ぎのうそ寒さの再び春に返ったのも、更に寂然としたのであった。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
そして読んでみると、帰還以来陸軍病院にずっといた長男の均一が、大分落ち着いて来たところからついこのごろ家に還され、最近さらにここの療養所に来ているということが解ったが、父親に逢いたがっているから、来られたら来てくれないかと、簡単に用事だけ書いてあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
陸軍病院に敬意を表し、護国神社に合掌する、青銅の大鳥居は尊い、大厚皮香の木ぶりをよろこんだ。
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
そうしてうっかり買物のための行列に立っていると、陸軍のトラックがさっと走って来て、そうやって立っている時間があるなら洗濯でもしろと言って、婦人達を陸軍病院に連れて行くという人攫いめいたことも現実に行われた。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
この時代まだ笞刑の行われていたイギリス陸軍の兵士が、クリミヤ戦争で傷つき、運ばれてゆくスクータリーの陸軍病院という名は、有識の人々の間に「地獄」の別名となった。
— 宮本百合子 『フロレンス・ナイチンゲールの生涯』 青空文庫
その言葉にもかかわらずフロレンスは女の勘で、いろいろな材料と金とをどっさりたずさえて、さて、到着したスクータリーの陸軍病院は、彼女の一行をどういう有様で迎えただろうか。
— 宮本百合子 『フロレンス・ナイチンゲールの生涯』 青空文庫
作例 · 標準
負傷した兵士は、近くの陸軍病院に運ばれた。
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陸軍病院の医師たちは、献身的に患者を治療した。
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「早く良くなってね、陸軍病院で待ってるよ!」と手紙に書いた。
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