悪事を働く
あくじをはたらく
表現動詞-五段-カ行
標準
to commit a crime
文例 · 用例
こちらは侍二人である以上、わざ/\眼隠しをするにも及ばないやうに思はれるが、悪事を働くには矢はりこの方が安全であると考へたらしい。
— 岡本綺堂 『赤膏薬』 青空文庫
その攘夷論者には、勿論まじめの人達もあったが、多くの中には攘夷の名をかりて悪事を働く者もある。
— 岡本綺堂 『鯉』 青空文庫
私は割合臆病な人間であったので、私が一つ悪事を働く前には、必ずそれを起させる誘導的な凶事が先駆せねばならなかったらしい。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
まさか三島屋一家の者がそんな悪事を働く筈もないから、おそらく不正の品とは知らずに何処からか買い入れたものであろうと彼は云った。
— 化け銀杏 『半七捕物帳』 青空文庫
が、今はもう朝鮮にも愛国熱は漸次高まって所期の目的は殆んど達せられつつあるのに、愛国主義をふりかざして社会の公安を妨げ到るところで悪事を働く玄竜を、そのまま用いることは大村の威信にも関ることと云わねばならぬ。
— 金史良 『天馬』 青空文庫
神祭の際に悪事を働くなんど怪しからん奴等だから、懲らしめのために二年つづきで遣付けてやった。
— 江見水蔭 『怪異暗闇祭』 青空文庫
おれはいつのまにか、悪事を働くのが、人間の自然かもしれないと思いだした。
— 芥川龍之介 『偸盗』 青空文庫
が、お敏の身になって見れば、いかに夢現の中で云う事にしろ、お島婆さんが悪事を働くのは、全く自分の云いつけ通りにするのですから、良心がなければ知らない事、こんな道具に使われるのは空恐しいのに相違ありません。
— 芥川龍之介 『妖婆』 青空文庫
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7