ああして
ああして
接続詞
標準
like that
文例 · 用例
ごらん下さい、私はいまこうしています、ああしていますと、いちいち説明をつけなければ指一本うごかせず咳ばらい一つできない。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
とにかく、乙姫はご自分の家へやつて來た珍客を階段まで出迎へて、さうして安心して、あとはあなたのお氣の向くままに勝手に幾日でもここで遊んでいらつしやるやうにと、素知らぬ振りしてああしてご自分のお部屋に引上げて行くといふわけのものぢやないんですかね。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
ただああして幽かに笑つて琴をかき鳴らしたり、またこの廣間をふらふら歩きまはつて、櫻桃の花びらを口に含んだりして遊んでゐます。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
ああして月給取も店員も運転手も職工も小僧も女事務員も町娘も女給も仲居もガソリンガールも一緒になって踊っているのは何と美しく善いことだろう。
— 九鬼周造 『祇園の枝垂桜』 青空文庫
ああして一銭も要らずに誰れでもが飛び入りで踊って遊べるというのは何といいことであろう。
— 九鬼周造 『祇園の枝垂桜』 青空文庫
ああして踊っている間はどんな苦労も忘れているだろう。
— 九鬼周造 『祇園の枝垂桜』 青空文庫
池につないでおくと、たぶん職人か土方だろうが、よくいたずらをして困るので、ああして引き上げておくのである。
— 寺田寅彦 『池』 青空文庫
その物慣れた仕草から、星野からの手紙が何通もああして開かれたのだと園に思わせた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
ああして毎日の仕事をこなしている。
営業はああして顧客を説得する。
実験はああして進めるのが標準だ。
作家はああして物語を構成する。