上の名前
うえのなまえ
表現名詞
標準
surname
文例 · 用例
温室にはいろいろな美しい花が咲揃つてゐたが、別段花が好きといふのではなく、温室は自分の見えにもつてゐるに過ぎないので、未亡人は花の植物学上の名前などは少しも知らなかつた。
— 大正十四(一九二五)年 『茶話』 青空文庫
天の何々と呼ばれてゐるところは、天上と地上とを同じものと見た時に、移し呼ばれた、天上の名前である。
— 折口信夫 『古代人の思考の基礎』 青空文庫
「あなたの名字はドリスコルで、あなたのお父上の名前は、ジョン・ドリスコル氏です」 グレッス氏のみにくい顔は好ましくなかったが、わたしはそのときよほどかれにとびついてだきしめようと思った。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫
すなわちこういう空想上の名前がもとからあった故に、日本の一番突端の、外国に最も近く、さまざまの人の集まってくる処を、新たにまたミミラクの崎と言ったのではないだろうか、ということを是から考えてみたい。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫
作例 · 標準
例句