荘子
そうし
名詞
標準
文例 · 用例
その世間の定評では、プラトンや、ブルノーや、ニイチェや、ショーペンハウエルや、老子や、荘子や、ベルグソンやが、一般に詩人哲学者と呼ばれている。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
支那の哲人|荘子は、かつて夢に胡蝶となり、醒めて自ら怪しみ言った。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
荘子の腰を下している黍畑の縁の土坡の前は魏の都の大梁から、韓の都の新鄭を通り周の洛邑に通ずる街道筋に当っていた。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
荘子はそういう雑沓には頓着なく櫟社の傍からぬっと空に生えている櫟の大木を眺め入って居た。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
しかし荘子はこの樹の材質が使う段になると船材にもならず棺材にもならず人間からの持てあましものの樹であり、それ故にまた人間の斧鉞の疫から免れて自分の性を保ち天命を全うしているのだという見方をして、この樹を讃嘆するのだった。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
この時、大梁の方角から旅車の一つが轍を鳴らして来たが荘子の前へ来ると急に止まって御者台の傍から一人の佝僂が飛降りた。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
これは荘子のパトロンで諸国を往来して居る金持商人の支離遜だった。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
支離遜は蜘蛛のように土坡へ匍い上り荘子と並んで腰を下すと言葉をほとばしらせた。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫